瀬戸内芸術祭も今年で第3回となり、世界的に有名な芸術祭となっています。瀬戸内海の島々を中心に文化、芸術による地域振興を形作っています。外国人訪日客、都会からの若者が瀬戸内海を訪れ現代アートを楽しみ、地域のお年寄りとの交流を楽しんでいます。

 

筆者が今年の5月にオーストラリアのケアンズで出会ったオーストラリア人は、今年は瀬戸内芸術祭に行きたいと言ったので驚きました。外国でも有名な芸術祭となっていることを証明しています。

 

直島で一番人気の、安藤忠雄さん設計の地中美術館は2時間待ちの大盛況でした。クロード・モネの描いた「睡蓮」は5点展示されていて圧巻でした。美術館までの道のりに睡蓮の池を中心にした絵画のような風景があり楽しめました。

 

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直島は欧米で人気の旅行雑誌『コンテナスト・トラベラー』で「次に見るべき世界の七か所」に特集でとりあげられ、欧米からの旅行者が多いことでも有名です。アジアからの旅行者よりも欧米からの旅行者が多いのではないかと思いました。

 

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美術館のスタッフ、店舗のスタッフ、ボランティアガイドはある程度外国語が話せる人を配置しておりました。英語と中国語が話せるスタッフがいることで訪日外国人が安心して訪れる場所となっています。

 

外国人が来ると日本の若者もやってくることをここで初めて知りました。外国で話題のスポットとなると、まず、外国人がやってきて、次に日本の若者が興味を持ち全国からやってきます。そうなるとマスコミも話題のスポットとして取り上げますのでますます有名になり観光地としてレベルアップするように直島訪問で感じました。

 

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「瀬戸内芸術祭2016」春会期(3月20日~4月17日)についてのアンケート結果より来場者の居住地が発表されていますので記載します。地元(香川・岡山)50.2%、県外37.2%、外国人12.6%となっています。

 

外国人来場者の国・地域別にみると台湾(39.3%)香港(8.4%)中国本土(6.4%)アメリカ(5.9%)と東アジアからの来場者が多かったようです。これは県、実行委員会が情報発信した結果でもあります。筆者が見かけた外国人は欧米からの人が多いように思いました。少し会話をした方もフランス人カップルでした。インバウンド客が地方にも来ていることが解りました。

2016.08.16 インバウンド情報

先日、台北市で開催された「台北国際夏季旅展」に行ってきました。

 

期間は2016年7月15日~18日までの4日間開催されました。この会場で台湾人が日本への旅行の予約するのだと分かりました。日本のスタイルと違うので驚きました。

 

旅行会社のスタッフと本気の打ち合わせと値段交渉の真剣勝負をしていました。沢山の台湾の旅行会社が出店していますので、一カ所で色々な情報を得ることが出来ますし、価格のチェックもできます。合理的に日本旅行をセレクトできます。

 

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台湾ではほとんど団体旅行(GIT)から個人旅行(FIT)に移行しているようです。来日回数も10回以上のリピーターが沢山いるようです。来場者も家族連れが多く、次にカップルが目につきました。昨年の旅行博の入場者数が28万人と言っていました。日本旅行熱のすごさを体感できました。やはり、日本の美味しい食べ物と日本人スタッフのサービスを評価してくれているのだと感じます。

 

2.jpg会場内で旅行者スタッフと日本旅行の打ち合わせと予約をしている写真。

沢山の旅行会社が同じように満席の状態。日本旅行のニーズの高さを感じます。

 

 

日本からも沢山のインバウンドに取り組んでいる企業がブースを出していました。日本の旅行会社はHISさんだけでしたが、各都道府県、小売業、メーカーさん、SCの三菱地所さん、ディズニーリゾートさんなど色々なところがブースを構えて、これから日本に旅行に行こうとする台湾人観光客に売り込みを図っていました。

 

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イベントコーナーは大きなものが2ヵ所、小さなものが2ヵ所ありました。大きなイベントコーナーではAKB48のイベントがあり、300人以上が集まり、立ち見でも見えないほどの人気になっていました。別のイベントでは武道のイベント、秋葉系イベント、福井県観光協会の観光案内、秋田県角舘町、静岡県などは地元の売り込みを行っていました。

 

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ホテルでは倉敷国際ホテルさんが出店をされていました。こちらは自費で出店していましたが、岡山全体のアピールなどに努められていました。インバウンドは自社だけでは成功しませんから地域全体を盛り上げようとしているようでした。自社の費用で地元の観光地を宣伝するなど企業姿勢が感じられました。

 

小売業も沢山出ていますが、一番集客をしていたのはドンキホーテさんでした。いつ行っても台湾の人たちが集まっていました。秘訣を聞くと毎回出店すること、イベントなどを開催する、買い物券、サービス品の提供などが大事だと言われていました。

 

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台湾からの訪日人数は2015年が367万人で、総人口2343万人に対して15.7%とすごい比率で日本に来てくれています。この会場で十分に体感しました。

 

しかし、訪日外国人も訪問する前に宿泊場所、レストラン、食べたい日本食、行きたい観光地を決めてきます。そうなると、出発する前に日本の情報を発信しておかないとホテルは選んでくれないし、レストランも来てもらえないことになります。

 

今後インバウンドに力を入れるなら、海外で行われている旅行博に出店することは自店の売込みに大変効果的だと感じました。

 

今回はここまでで、次回は集客をするための外国語版パンフレットなど準備物について報告します。

 

 

訪日観光客をゲットするには最低限の語学学習が必要です

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2016.07.19 インバウンド情報

中国経済が失速しはじめたと言われていますが、中国人観光客の爆買いの勢いは今なおとどまる気配すらありません。今や訪日中国人が日本の経済の一端を担っていると言っても過言ではないようです。

 

この大きな経済効果を取り入れようと、地方自治体は積極的に中国人観光客の誘致活動を実施し、国もまた宿泊施設の不足などにより、都市部だけでは受け入れきれない観光客を地方へ周遊できるよう様々な施策を行っています。

 

もはや『爆買い効果』は都市部だけの話ではありません。地方都市にも売り上げを伸ばす大きなチャンスが、今、訪れているのです。

 

この絶好の機会を逃さず中国人観光客をゲットするために、地方都市の企業・店舗が備えておくべきことについてお伝えします。

 

増え続ける中国人観光客の増加の推移

中国人観光客の爆買報道が話題を集めていますが、まだまだ中国人観光客の訪日は増加するのは確実です。

 

下の表は日本政府観光局が発表している訪日外国人旅行者数を一覧にしたもので、左から国籍、2014年の訪日国別人数、割合、総人口(国別人口)となっています。

 

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(青の欄) 国の順番は2014年の訪日客数の多い順です。

(茶色の欄)は2015年の1月から8月までの途中経過です。

 

注目すべきは総人口に対しての訪日人数の比較です。この表では人口比率として表しています。2014年で人口比率が高い国・地域は香港の12.9%、次に台湾の12.3%となっています。

 

つまり香港人は昨年1年間で100人の内13人近くが訪日したことになり、国内旅行並みに日本を訪れているわけです。信じられない数字です。

 

台湾も100人の内12人以上の人が、韓国でも100人の内5人以上の人が訪日したことになります。

 

ところが、中国本土からの訪日人口比率は2014年が0.2%と他の近隣国と比べると非常に低い数字となっています。日本であれほど爆買いに訪れている中国観光客を見かけるというのに、実は100人の内0.2人しか来日していないことになります。今も中国からの訪日客が増加している理由がここにあります。

 

今年の人口比率の途中経過を見ると香港は20%以上、台湾も韓国も昨年以上の比率で訪日し、中国からも0.37%と人口比率が大幅に上向いているのが解ります。比率はまだ低い状態でも、訪日中国人は今年8月までで334万人となり、台湾を追い抜いて訪日外国人数はトップとなりました。

 

今後もこの人口比率から見て、増加するのは間違いないと断言できます。「爆買い」が2015年の新語・流行語年間大賞となったのも頷けます。

 

今後、最低でも2017年には人口比1%の1300万人は来るでしょう。ということは、2020年のオリンピックまでに人口の2%の2600万人が来日すると考えられるのです。

 

なぜ訪日中国人観光客が増え続け、爆買いをしていくのか

訪日中国人観光客が増加している要因として考えらえるのは、円安、ビザの緩和、近距離、安全、食の安心、美味しい、地域ごとに特色があり移動がしやすい等がありますが、一番の要因は円安で安く買い物がでことでしょう。

 

中国国内での日本製品は、関税、運賃、政府の方針など様々な要因により、2倍から3倍で売られているものが多いです。

 

例えば日本で990円のヒートテックの肌着が西安のユニクロでは3,000円近くで売られていました。その他の商品も2倍以上で値付けされているのが現状です。

 

それなら、中国の人たちが旅行を兼ねて日本に行き、買い物したほうが品数も多く、価格も手ごろであるため、訪日客が増えて当たり前です。

 

ビジネスチャンス到来に必要とされるインバウンド対応

今後、日本の人口減少は小売、飲食、宿泊、交通機関の売上と利益を減少させます。しかし、このインバウンド(訪日外国人旅行者)の売り上げは人口減少での減益分をカバーするにはあまりある数字になるでしょう。もっと積極的に取り組めば自社の大きな柱になることは明らかです。

 

周知のとおりドンキーホーテさんのインバウンドの売り上げは300億円以上で、全売上の5%を占めるようになっているようです。それは、7年以上前からインバウンド対応の部署を作り、他に先駆けてそれに取り組んだからです。

 

まだどこも積極的な取り組みをしていない今こそ取り掛かるチャンスの時です。訪日外国人客を取り込むのに躊躇する理由の一番は語学力に自信がないことだと思いますが、旅行者は日本の接客業のスタッフさんが完璧な英語、中国語を話せるとは思っていません。片言の言葉でも十分に伝わりますし、喜ばれるのは間違いありません。
私たちが外国に行った時にたどたどしいが日本語で挨拶、応対されると嬉しいものであり、感激するのと一緒です。外国の旅行者は完璧な言葉を求めていません。単語だけでも自国の言葉を聞くことを喜びます。
とはいえ、日本人はシャイな性格のため、経験のないことをすることに躊躇します。特に外国人と会話をすることは経験があまりないから恐れてしまうのです。
スカイプを使ったインバウンド接客中国語講座なら、自宅に居ながら日本語の話せる中国人の先生から短時間に接客に必要な中国語を学ぶことができるため上達も早く、短期間に集中的に習得するのに最適です。
完璧に中国語をマスターするというゴールではなく、中国人と対したときに自信を持って接客できることをゴールにすれば、インバウンド対策への一歩が踏み出せるのではないでしょうか。
まだまだ増え続ける爆買い訪日中国人観光客をゲットするため、そして来たるオリンピックイヤーにビジネスチャンスを逃さないために、まずはスカイプでできるインバウンド接客中国語講座で経験を積み、インバウンドに対応できる環境を整えておきましょう。

2015.12.18 インバウンド情報

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